2025年3月の業界動向とウワサ
2025年3月11日(火)
パチンコ業界から「族議員」誕生となるのか? 今回はパチンコ業界と選挙をテーマにひとつ考えてみたいと思います。だいぶ相反するポジションに感じるパチンコと政治ですが、パチンコ業界団体はここ10年近く政治家とのパイプを強くする活動を続けています。そして今年7月に行われる参議院議員選挙に業界団体代表が立候補する予定となっており、その結果がどうなるのかにいま注目が集まり始めています。正確には、選挙のための活動が本格化しつつあり、その動向が業界の先行きを決める可能性は否定できないといったところでしょうか。
1つずつ説明すると、まず族議員とは「特定の政策分野に精通して関連する省庁の政策決定に強い影響力を及ぼし、関連業界の利益を擁護してそれらの代弁者の役割も果たす国会議員の俗称」というもの(Wikipedia参照)。現在も遊技産業議員連盟にて活動を表明している現役議員はいますが、もっと近くパチンコ業界に属する人物が議員として活動することにより、パチンコ業界が抱える問題点をクリアにしていきたいというのが族議員誕生の願うところとなります。
実はこれまで参議院選挙にはパチンコ業界内の人間ではなかったものの、連続して2名の立候補者を業界団体としてプッシュしてきました。しかし結果は当選ならず。1人目より2人目と、その得票数は増えたものの当選には至っていません。今回は3回目の挑戦であり、3人目の候補者は業界団体トップの人間でもあります。これは是が非でも悲願達成と行きたいところであり、ここでまたしても壁に阻まれるようだと、良い悪いを別にして票田として業界の期待感はぐっと落ちるはずで、いろんな意味で切羽詰まっているといえます。
一般のパチンコファンにも今後YouTube等で立候補の意味や業界として目指す方向などが示されると思いますが、ポイントはホール企業やメーカー、そして周辺で働く人たちの支持を得ることができるかどうか。もちろん機械の仕様などの解釈にもメスが入る可能性もありますが、そういったことの前に従業員の働き方についてなど、この業界独自の問題への緩和等をまずは求めていくはず。つまりは自分たちの職場改善のために一票が投じられるのかがポイントとなるわけです。業界で働く人が一定数投票すれば当選ラインに達するのは間違いないと言われており、それだけ多くの人が就業している業界であるのも事実なのです。
しかしこういった活動に対してネガティブに感じる層が一定数いること、また働く人たちにもそういったことで得られる(と言われている)実感がほとんどないのも事実。踏み込んで言うなら、政治の世界が難しく、うさん臭く、公約などはその時だけの詭弁に聞こえてしまうのもこれまた事実だったりするわけですね。来る選挙日までにその理念や活動の意味を知ってもらい、「応援したい」と思ってもらえる層がどれだけ増えるのか、活動は始まったばかりです。
いまこれを読まれている方は、当コラムに目を通してもらっているくらいなので、政治に興味がなくともきっと選挙活動の記事等を目にすることがあると思います。ファンの方たちはそれぞれがどう感じるかで投票するかどうかを決めればいいだけの話ですが、業界に籍を置いている立場の自分からすればやはり「未来を語ってほしい」、この一点だけが願いです。議員先生が1人誕生したからといって何も変わらないかもしれない。だがしかし、ご自身が議員に立候補する理由として「未来のパチンコ業界はこうであってほしい」というメッセージ性はやっぱり感じさせてほしい。現在は周りに相談しながら耳障りのいい言葉を並べなくてはならないのでしょう。しかしこれから演説の機会も多々あると思います。その時に聞こえる言葉からそのような気持ちを感じることがあれば、自然と応援したいというムーブが生まれるはず。自分としてはそう願いたいし、そうであってほしいですね。
1つずつ説明すると、まず族議員とは「特定の政策分野に精通して関連する省庁の政策決定に強い影響力を及ぼし、関連業界の利益を擁護してそれらの代弁者の役割も果たす国会議員の俗称」というもの(Wikipedia参照)。現在も遊技産業議員連盟にて活動を表明している現役議員はいますが、もっと近くパチンコ業界に属する人物が議員として活動することにより、パチンコ業界が抱える問題点をクリアにしていきたいというのが族議員誕生の願うところとなります。
実はこれまで参議院選挙にはパチンコ業界内の人間ではなかったものの、連続して2名の立候補者を業界団体としてプッシュしてきました。しかし結果は当選ならず。1人目より2人目と、その得票数は増えたものの当選には至っていません。今回は3回目の挑戦であり、3人目の候補者は業界団体トップの人間でもあります。これは是が非でも悲願達成と行きたいところであり、ここでまたしても壁に阻まれるようだと、良い悪いを別にして票田として業界の期待感はぐっと落ちるはずで、いろんな意味で切羽詰まっているといえます。
一般のパチンコファンにも今後YouTube等で立候補の意味や業界として目指す方向などが示されると思いますが、ポイントはホール企業やメーカー、そして周辺で働く人たちの支持を得ることができるかどうか。もちろん機械の仕様などの解釈にもメスが入る可能性もありますが、そういったことの前に従業員の働き方についてなど、この業界独自の問題への緩和等をまずは求めていくはず。つまりは自分たちの職場改善のために一票が投じられるのかがポイントとなるわけです。業界で働く人が一定数投票すれば当選ラインに達するのは間違いないと言われており、それだけ多くの人が就業している業界であるのも事実なのです。
しかしこういった活動に対してネガティブに感じる層が一定数いること、また働く人たちにもそういったことで得られる(と言われている)実感がほとんどないのも事実。踏み込んで言うなら、政治の世界が難しく、うさん臭く、公約などはその時だけの詭弁に聞こえてしまうのもこれまた事実だったりするわけですね。来る選挙日までにその理念や活動の意味を知ってもらい、「応援したい」と思ってもらえる層がどれだけ増えるのか、活動は始まったばかりです。
いまこれを読まれている方は、当コラムに目を通してもらっているくらいなので、政治に興味がなくともきっと選挙活動の記事等を目にすることがあると思います。ファンの方たちはそれぞれがどう感じるかで投票するかどうかを決めればいいだけの話ですが、業界に籍を置いている立場の自分からすればやはり「未来を語ってほしい」、この一点だけが願いです。議員先生が1人誕生したからといって何も変わらないかもしれない。だがしかし、ご自身が議員に立候補する理由として「未来のパチンコ業界はこうであってほしい」というメッセージ性はやっぱり感じさせてほしい。現在は周りに相談しながら耳障りのいい言葉を並べなくてはならないのでしょう。しかしこれから演説の機会も多々あると思います。その時に聞こえる言葉からそのような気持ちを感じることがあれば、自然と応援したいというムーブが生まれるはず。自分としてはそう願いたいし、そうであってほしいですね。
PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。