2024年12月の業界動向とウワサ
2024年12月9日(月)
早いもので2024年もあと少しで終わりですね。今年も色々とあったパチンコ業界ですが、思い返してみると、やはり激動の一年だったと言えます。大小ありますが、ポイントとなった事柄をいくつか振り返ってみましょう。
このコラムでも何度か触れていますが、大きな事柄ではスマスロ定着の流れから完全にパチスロがホール営業の柱となった一年でした。その中でも、スマスロ第1弾「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」がいまだ一線で活躍しているのも凄いことですが、以降に発表された高単価機も多くのファンから支持されており、今年9月に導入開始された「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」も稼働良好。パチスロ人気を支えるメーカーの筆頭格としてSANKYOが今年も君臨しました。
そして老舗メーカーの山佐が大復活したこともポイントとして挙げておきたいところ。昨年12月に導入開始された「スマスロモンキーターンⅤ」が設置から一年経過してもいまだ人気を得ており、イベントではSANKYO系マシンと共に大注目されるほど。少し前には設定看破が比較的容易との攻略情報がネット上を駆け巡りましたが、そこで大きく稼働を落とすことなく胸を撫で下ろしたホール関係者も多かったはず。また、今年7月に設置された「スマスロ ゴッドイーター リザレクション」も高純増機として稼働良好であり、来年も目が離せないメーカーのひとつなのは間違いないです。
来年こそ頑張ってもらいたいのが大都技研とユニバーサル。大都技研は2024年の新機種で一番期待されていたと言っても過言ではない「リゼロ2」がパッとせず、年末に向けて減台するホールも出ている様子。こちらは営業時に聞いていた機械性能と異なる動きを見せている点を指摘するホール関係者も少なくなく、メーカーに対する懐疑的な意見が燻っている状況。期待される後継タイトルも控えているようで、そろそろ一発当てたいところでしょう。
ユニバーサルに至っては今年メインコーナーに設置される機種が沖ドキシリーズ以外に全くありませんでした。どうやら液晶機の開発に大きく手間取っているようで、今年こそ日の目を見るはずだったGODシリーズ最新作の発表もなく、このまま終わってしまうのか?と心配したくなるくらい。来年2月に設置予定の「スマスロ シャーマンキング」から復活となるのか、こちらの動向にも注目したいところ。
このようにメーカー各社の浮き沈みはありつつも、全体的にはしっかりと盛り上がったパチスロコーナー。先月のコラムでも触れたように、広告規制が整備されたことも追い風となって、事実上のイベント解禁で集客の手助けとなっているのも大きいです。
それとは逆にパチンココーナーは落ちるばかり。「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」以降、柱となる機種を作れていないのは痛いです。それでもまあ明るい目はいくつかありまして、まずはラッキートリガー機が完全に市民権を得たこと。当初はおまけ程度の性能だったラッキートリガーですが、もはやその爆発力ありきの機械作りとなっており、年末にはスマパチに限ってさらなる性能アップが認められました。こちらは来年の7月から設置可能となるようです。現状でもLT機はかなり荒い仕様のマシンばかりですが、今以上の射幸性の向上をどう捉えるかは関係者によっても異なりますね。
また、ラッキートリガー機の開発の上手さによるものなのか、今年は京楽産業.の活躍が目立ちました。6月に登場した「P 魔法少女まどか☆マギカ3」はいまだ高稼働を維持しており、今年を代表するパチンコ機種と言っても良いでしょう。このようなヒット機種が数機種でも出てくればパチンココーナーもまた盛り上がるのですが……。
上がりに上がった射幸性、事実上解禁されたイベント、それでも客数が増えなかったのは業界に問題があるのか、それとも時代の流れなのか。来年はまず、やりすぎて規制が入らないことが大前提。そして勝負感のある高射幸機だけでなく、遊べるタイプでもヒット機種が出ることを願いたい。そうならないと、きっと客数は増えないと思います。
このコラムでも何度か触れていますが、大きな事柄ではスマスロ定着の流れから完全にパチスロがホール営業の柱となった一年でした。その中でも、スマスロ第1弾「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」がいまだ一線で活躍しているのも凄いことですが、以降に発表された高単価機も多くのファンから支持されており、今年9月に導入開始された「Lパチスロ かぐや様は告らせたい」も稼働良好。パチスロ人気を支えるメーカーの筆頭格としてSANKYOが今年も君臨しました。
そして老舗メーカーの山佐が大復活したこともポイントとして挙げておきたいところ。昨年12月に導入開始された「スマスロモンキーターンⅤ」が設置から一年経過してもいまだ人気を得ており、イベントではSANKYO系マシンと共に大注目されるほど。少し前には設定看破が比較的容易との攻略情報がネット上を駆け巡りましたが、そこで大きく稼働を落とすことなく胸を撫で下ろしたホール関係者も多かったはず。また、今年7月に設置された「スマスロ ゴッドイーター リザレクション」も高純増機として稼働良好であり、来年も目が離せないメーカーのひとつなのは間違いないです。
来年こそ頑張ってもらいたいのが大都技研とユニバーサル。大都技研は2024年の新機種で一番期待されていたと言っても過言ではない「リゼロ2」がパッとせず、年末に向けて減台するホールも出ている様子。こちらは営業時に聞いていた機械性能と異なる動きを見せている点を指摘するホール関係者も少なくなく、メーカーに対する懐疑的な意見が燻っている状況。期待される後継タイトルも控えているようで、そろそろ一発当てたいところでしょう。
ユニバーサルに至っては今年メインコーナーに設置される機種が沖ドキシリーズ以外に全くありませんでした。どうやら液晶機の開発に大きく手間取っているようで、今年こそ日の目を見るはずだったGODシリーズ最新作の発表もなく、このまま終わってしまうのか?と心配したくなるくらい。来年2月に設置予定の「スマスロ シャーマンキング」から復活となるのか、こちらの動向にも注目したいところ。
このようにメーカー各社の浮き沈みはありつつも、全体的にはしっかりと盛り上がったパチスロコーナー。先月のコラムでも触れたように、広告規制が整備されたことも追い風となって、事実上のイベント解禁で集客の手助けとなっているのも大きいです。
それとは逆にパチンココーナーは落ちるばかり。「新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~」以降、柱となる機種を作れていないのは痛いです。それでもまあ明るい目はいくつかありまして、まずはラッキートリガー機が完全に市民権を得たこと。当初はおまけ程度の性能だったラッキートリガーですが、もはやその爆発力ありきの機械作りとなっており、年末にはスマパチに限ってさらなる性能アップが認められました。こちらは来年の7月から設置可能となるようです。現状でもLT機はかなり荒い仕様のマシンばかりですが、今以上の射幸性の向上をどう捉えるかは関係者によっても異なりますね。
また、ラッキートリガー機の開発の上手さによるものなのか、今年は京楽産業.の活躍が目立ちました。6月に登場した「P 魔法少女まどか☆マギカ3」はいまだ高稼働を維持しており、今年を代表するパチンコ機種と言っても良いでしょう。このようなヒット機種が数機種でも出てくればパチンココーナーもまた盛り上がるのですが……。
上がりに上がった射幸性、事実上解禁されたイベント、それでも客数が増えなかったのは業界に問題があるのか、それとも時代の流れなのか。来年はまず、やりすぎて規制が入らないことが大前提。そして勝負感のある高射幸機だけでなく、遊べるタイプでもヒット機種が出ることを願いたい。そうならないと、きっと客数は増えないと思います。
PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。