2017年2月の業界動向とウワサ
2017年2月13日(月)
今年に入り、ユニバーサルグループがパチンコ・パチスロ共にGODシリーズを発表しましたが、どうやらパチンコアナザーゴッドハーデスアドベント(以下、パチンコハーデス)が、発売延期となったようです。正式発表後に延期と聞くと、バグか部品調達が間に合わなかったのかなどが理由として考えられますが、どうやら組合からスペックがかなりグレーゆえに、販売を自粛してほしいとの要望をユニバーサル側が飲んで、そのような流れになったようです。
パチンコハーデスは、機種のイメージそのままで現行スペック内ではかなり荒い仕様で開発されていたようですが、一部の噂では3000発出る当たりがあるらしいとの噂もありました。その3000発の仕組みですが、先行試打会で機械を見た関係者によると、MAX2400発当たりの際にアタッカーの締まり方、ようはパカパカを利用して、止め打ちを駆使することによりオーバー入賞が可能となるようです。つまり特定当たりの時に止め打ちを駆使すれば+αの出玉を得やすくなるのが3000発獲得可能の理由らしい。
この仕様は問題なのか? メーカー側はかなり情報統制をしていたものの、販売するつもりで新機種発表していたわけですし、保通協も通過しています。なので仕様的には問題ない。では、なぜ日工組が問題視したのか? それはこれが許されると認識されると、さらなる荒い機種を出すことが可能となり、新たに規制されることを嫌がったからだと言われています。実際、パチンコハーデスが市場に出た場合は試験方法を増やしますと組合側に連絡があったという話もあり、先を見て自粛を要請したのが本音でしょう。
また、パチスロメーカーではトップのユニバーサルですが、パチンコではまだまだ新参者。パチンコハーデスを発売したら組合を除名すると脅されたとの噂もあり、パチンコトップメーカーからすれば新参者は余計なことをするなと一喝して納めたというのが本当のところなのか。玉が+α出る出ないではなく、規則に抵触するしない、また今回のように試験方法が増える増えないが問題となるのでしょうが、2400発+α出るマシンでいえば、オッケーのGANTZもかなり際どい仕様です。パチンコハーデスが発売延期になり、そのGANTZが再販で台数を伸ばしているというのが中々シュールな状況だなとも思いますし、やはりホール、そしてユーザーも荒い機種を求めているというのがよくわかります。
パチスロに関しては、高射幸機の取扱いがかなり厳格になるようで、設置割合をホール側が守らないといよいよ罰則が与えられることになりそう。ただし逆を言えば、一定の割合でGODシリーズやバジリスク絆等を設置してよいとも言えますので、うまく運用して行けば、パチスロ営業はまだまだ安泰か。ただし、新基準機でヒット機種が全く出てこない状況ですので、5.5号機でも長く使える機種の登場を願いたいところ。ユニバーサルのアナザーゴッドポセイドンや、山佐のキン肉マンあたりに期待したいところではありますが……。
5.9号機になればますますスペックダウンすることが目に見えています。やがて5.5号機のほうがまだマシという時代が来るはずなので、我々のように機械を販売する立場からすれば、5.5号機で良さそうなマシンには目をつけておきたい。例えば、稼働がガクっと落ちたものの、サミーのエウレカセブンAOなんかはもう一度高評価されるのではないかと考えています。
パチンコハーデスは、機種のイメージそのままで現行スペック内ではかなり荒い仕様で開発されていたようですが、一部の噂では3000発出る当たりがあるらしいとの噂もありました。その3000発の仕組みですが、先行試打会で機械を見た関係者によると、MAX2400発当たりの際にアタッカーの締まり方、ようはパカパカを利用して、止め打ちを駆使することによりオーバー入賞が可能となるようです。つまり特定当たりの時に止め打ちを駆使すれば+αの出玉を得やすくなるのが3000発獲得可能の理由らしい。
この仕様は問題なのか? メーカー側はかなり情報統制をしていたものの、販売するつもりで新機種発表していたわけですし、保通協も通過しています。なので仕様的には問題ない。では、なぜ日工組が問題視したのか? それはこれが許されると認識されると、さらなる荒い機種を出すことが可能となり、新たに規制されることを嫌がったからだと言われています。実際、パチンコハーデスが市場に出た場合は試験方法を増やしますと組合側に連絡があったという話もあり、先を見て自粛を要請したのが本音でしょう。
また、パチスロメーカーではトップのユニバーサルですが、パチンコではまだまだ新参者。パチンコハーデスを発売したら組合を除名すると脅されたとの噂もあり、パチンコトップメーカーからすれば新参者は余計なことをするなと一喝して納めたというのが本当のところなのか。玉が+α出る出ないではなく、規則に抵触するしない、また今回のように試験方法が増える増えないが問題となるのでしょうが、2400発+α出るマシンでいえば、オッケーのGANTZもかなり際どい仕様です。パチンコハーデスが発売延期になり、そのGANTZが再販で台数を伸ばしているというのが中々シュールな状況だなとも思いますし、やはりホール、そしてユーザーも荒い機種を求めているというのがよくわかります。
パチスロに関しては、高射幸機の取扱いがかなり厳格になるようで、設置割合をホール側が守らないといよいよ罰則が与えられることになりそう。ただし逆を言えば、一定の割合でGODシリーズやバジリスク絆等を設置してよいとも言えますので、うまく運用して行けば、パチスロ営業はまだまだ安泰か。ただし、新基準機でヒット機種が全く出てこない状況ですので、5.5号機でも長く使える機種の登場を願いたいところ。ユニバーサルのアナザーゴッドポセイドンや、山佐のキン肉マンあたりに期待したいところではありますが……。
5.9号機になればますますスペックダウンすることが目に見えています。やがて5.5号機のほうがまだマシという時代が来るはずなので、我々のように機械を販売する立場からすれば、5.5号機で良さそうなマシンには目をつけておきたい。例えば、稼働がガクっと落ちたものの、サミーのエウレカセブンAOなんかはもう一度高評価されるのではないかと考えています。
PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。