2016年11月の業界動向とウワサ
2016年11月12日(土)
ユーザーの皆様も「そう言われればそうかも!」と感じると思いますが、パチンコ400分の1MAXタイプの撤去は着々と進んでおり、メインコースに並ぶ機種は旧ミドル帯と同等の319分の1タイプばかり。また、ヘソの賞球も4個以上となり、確変継続率も65%が上限となっています。よって爆発力がかなり低下したのは間違いなく、一撃10000発出れば御の字。終日でも30000発程度がやっとの状況です。
行政が提言する“手軽に遊べる“がどの程度かはさておき、旧MAXタイプでなおかつ2分の1確変突入マシンに比べれば大当りをより体感できるのは事実。ただしホールから見れば売上は下がり、ここから商売としてどのように対応していくかは腕の見せ所ではありますが、とりあえず旧MAXタイプが撤去されても一定数のパチンコ人口がいることはわかりました。
そんな機種の中でも勝ち組・負け組がはっきりしており、現在パチンココーナーの稼働を支えているのはスーパー海物語IN沖縄4とルパン三世〜LupinTheEnd〜の2機種です。沖海4は、ベースは当然のように海物語そのままですが、新たなモードを加えて新規性をアピールし、新生海のイメージをユーザーに持ってもらえているのではないでしょうか。またルパン三世も、前作はがちゃがちゃしすぎて何が何だかよくわからない作りになっていましたが、最新作は版権本来のコミカルさとパチンコ台としての作り込みがマッチし、現時点では稼働良好。さすがはルパン!と言える仕上がりになっています。業界の事情からしても、この2機種はいつも以上に長く稼働させたいと考えているホールが多いので、しばらくは甘めで営業される可能性が高いと思われます。ここに花の慶次シリーズの最新作が加わることができるかどうか。それによって年末から来年の春くらいにかけてのメイン機種構成が概ね決まってくるでしょう。
パチンコ好きのユーザーならば「牙狼は?」と思うかもしれませんが、それに関しては暗雲立ちこもる状況なのです。年末までに3つの牙狼シリーズが登場しますが、第一弾の牙狼闇を照らす者が残念ながらユーザーに全く受け入れられていません。この後、アニメ版のANOTHER牙狼と、魔戒ノ花の319バージョンも登場しますが、少なくとも闇を照らす者の状況から判断するに、魔戒ノ花も厳しそうな感じ。闇を照らす者は金色になれの確率を甘くしたものですが、牙狼=爆裂のイメージが強すぎて、ユーザーからはそっぽを向かれてしまっています。
タイミングが悪いのかどうか、パチスロでも牙狼が登場します。製造・開発はサミーで、販売はサンセイが行うようですが、こちらもパチスロ新基準の規則で開発しているのであれば、牙狼のイメージとは全く逆。過去にユニバーサルが開発した時も、純増2枚/Gでパチンコの爆裂イメージからはほど遠く稼働がついてきませんでした。すでに業界内部では筐体写真のみ出回っており、見た目のインパクトはなかなかではありますが、ART=魔界チャンスと捉えるならば、獲得枚数100枚で終わった瞬間に席を立ちたくなる……かもしれない。そうならないようにパチスロ独自のゲーム性で開発していると思いますが、パチンコの後継機種を見ると改めて牙狼=爆裂マシンでないと厳しい結果が付いて回ることがわかりました。
パチスロでは間もなくバジリスクⅢがホールデビューします。サミーのメインコンテンツ北斗の拳修羅の国篇が現状では残念ながら期待に応えられていない中で、バジリスクⅢも短命に終わるようであれば、もう新基準機には誰も期待しなくなってしまいます。導入ホールが高設定をあまり入れていないという現状もありますが、パチンコの下限が見えてきただけにパチスロはここが踏ん張りどころであるのは間違いないです。
行政が提言する“手軽に遊べる“がどの程度かはさておき、旧MAXタイプでなおかつ2分の1確変突入マシンに比べれば大当りをより体感できるのは事実。ただしホールから見れば売上は下がり、ここから商売としてどのように対応していくかは腕の見せ所ではありますが、とりあえず旧MAXタイプが撤去されても一定数のパチンコ人口がいることはわかりました。
そんな機種の中でも勝ち組・負け組がはっきりしており、現在パチンココーナーの稼働を支えているのはスーパー海物語IN沖縄4とルパン三世〜LupinTheEnd〜の2機種です。沖海4は、ベースは当然のように海物語そのままですが、新たなモードを加えて新規性をアピールし、新生海のイメージをユーザーに持ってもらえているのではないでしょうか。またルパン三世も、前作はがちゃがちゃしすぎて何が何だかよくわからない作りになっていましたが、最新作は版権本来のコミカルさとパチンコ台としての作り込みがマッチし、現時点では稼働良好。さすがはルパン!と言える仕上がりになっています。業界の事情からしても、この2機種はいつも以上に長く稼働させたいと考えているホールが多いので、しばらくは甘めで営業される可能性が高いと思われます。ここに花の慶次シリーズの最新作が加わることができるかどうか。それによって年末から来年の春くらいにかけてのメイン機種構成が概ね決まってくるでしょう。
パチンコ好きのユーザーならば「牙狼は?」と思うかもしれませんが、それに関しては暗雲立ちこもる状況なのです。年末までに3つの牙狼シリーズが登場しますが、第一弾の牙狼闇を照らす者が残念ながらユーザーに全く受け入れられていません。この後、アニメ版のANOTHER牙狼と、魔戒ノ花の319バージョンも登場しますが、少なくとも闇を照らす者の状況から判断するに、魔戒ノ花も厳しそうな感じ。闇を照らす者は金色になれの確率を甘くしたものですが、牙狼=爆裂のイメージが強すぎて、ユーザーからはそっぽを向かれてしまっています。
タイミングが悪いのかどうか、パチスロでも牙狼が登場します。製造・開発はサミーで、販売はサンセイが行うようですが、こちらもパチスロ新基準の規則で開発しているのであれば、牙狼のイメージとは全く逆。過去にユニバーサルが開発した時も、純増2枚/Gでパチンコの爆裂イメージからはほど遠く稼働がついてきませんでした。すでに業界内部では筐体写真のみ出回っており、見た目のインパクトはなかなかではありますが、ART=魔界チャンスと捉えるならば、獲得枚数100枚で終わった瞬間に席を立ちたくなる……かもしれない。そうならないようにパチスロ独自のゲーム性で開発していると思いますが、パチンコの後継機種を見ると改めて牙狼=爆裂マシンでないと厳しい結果が付いて回ることがわかりました。
パチスロでは間もなくバジリスクⅢがホールデビューします。サミーのメインコンテンツ北斗の拳修羅の国篇が現状では残念ながら期待に応えられていない中で、バジリスクⅢも短命に終わるようであれば、もう新基準機には誰も期待しなくなってしまいます。導入ホールが高設定をあまり入れていないという現状もありますが、パチンコの下限が見えてきただけにパチスロはここが踏ん張りどころであるのは間違いないです。
PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。