2024年9月の業界動向とウワサ
2024年9月11日(水)
パチンコの「ラッキートリガー」に続いて、新しいゲーム性として認知されるのか……そう、今度はパチスロで“新たなゲーム性”を搭載することが可能となりました。
スマスロへと移行したことで、AT機はかなりの波荒設計が可能となったのはご存知の通り。もはや5号機を凌駕する出玉性能の機種も多数存在しています。しかしノーマルタイプに関しては手付かずで、ビッグボーナスで獲得できる枚数は300枚を下回ったまんま。お馴染みジャグラーシリーズ、また地域によってはハナハナシリーズが人気を得ていますが、それ以外はかろうじてユニバマシンが善戦しているくらいで、全体的にノーマル市場は縮小するばかり。そこに風穴を開けようと、新たな出玉性能として今回許可されたのが「ボーナストリガー」です。
細かいゲーム性の変更については割愛しますが、簡単に言えばボーナスでの獲得枚数を増やすことが可能となりました。ただしその枚数はおよそ50枚前後となるようなので、劇的に増えるわけではありません。また、型式試験の方法にも変化がないため「ノーマルタイプが大きく変わる!」というほどではなさそうです。
それでもパチスロ営業のベースとなるノーマルタイプに、少しでも緩和処置が許されたのは大きいです。ジャグラーを筆頭に獲得枚数の増えたマシンが今後登場するとなると、ホールは今よりもさらにパチスロを集客の中心にと考えるようになる。この夏も新紙幣対応と同時にパチスロ増台に踏み切ったホールは多かったですが、年末に向けてその流れがますます拡大する可能性は高そうです。
このような理由によってパチンコからパチスロへの流れが加速しているものの、AT機の適合率は下がっているなんてここのところ噂されています。例のチバリヨ2問題あたりから試験が厳しくなったのか定かではないですが、なかなか予定通りに新機種を発表できないメーカーもあるようです。現時点では悪い方向への内規変更といった話は出ていないようですが、もしもパチスロに逆風が吹き始めると、ホール営業は一気に厳しくなってしまいます。
もう一つパチスロを取り巻く環境で追い風となっているのが、来店イベント等の全国的な緩和です。特徴として今まで厳しかった地域でもルールさえ守ればイベントは可能になりつつある。これまで来店招致が全くできなかったエリアでもポツポツと招致イベントが行われ始めており、この動きは今後さらに拡大しそうです。
しかしながら売れっ子演者のスケジュールを押さえるのはかなり厳しいようで、各地の代理店は女性演者をスカウトするために、ネット等で片っ端からDMを送っているとかいないとか。演者来店など影も形もなかった無風地帯でイベントを行えば集客に繋がるのかもしれませんが、だからといってとにかく誰でも呼べばいいというのも問題かと……。まあ、それでも良しとするホール側にも問題はあると言えますけど。
いずれにせよ、パチスロが盛り上がり来店バブルが到来して活況だった5号機時代の再来ともいえる現在。数年前はそれが2年も続いた後に規制が入りました。いまはアクセルを踏み込み、踏んだ分だけ実績が残りやすいフェイズです。そこで気になるのは、またしても歴史は繰り返すのか?ということ。以前に比べれば団体組織の繋がりも強く、ブレーキも踏める体質になっているとは思うのですが、果たして……。
スマスロへと移行したことで、AT機はかなりの波荒設計が可能となったのはご存知の通り。もはや5号機を凌駕する出玉性能の機種も多数存在しています。しかしノーマルタイプに関しては手付かずで、ビッグボーナスで獲得できる枚数は300枚を下回ったまんま。お馴染みジャグラーシリーズ、また地域によってはハナハナシリーズが人気を得ていますが、それ以外はかろうじてユニバマシンが善戦しているくらいで、全体的にノーマル市場は縮小するばかり。そこに風穴を開けようと、新たな出玉性能として今回許可されたのが「ボーナストリガー」です。
細かいゲーム性の変更については割愛しますが、簡単に言えばボーナスでの獲得枚数を増やすことが可能となりました。ただしその枚数はおよそ50枚前後となるようなので、劇的に増えるわけではありません。また、型式試験の方法にも変化がないため「ノーマルタイプが大きく変わる!」というほどではなさそうです。
それでもパチスロ営業のベースとなるノーマルタイプに、少しでも緩和処置が許されたのは大きいです。ジャグラーを筆頭に獲得枚数の増えたマシンが今後登場するとなると、ホールは今よりもさらにパチスロを集客の中心にと考えるようになる。この夏も新紙幣対応と同時にパチスロ増台に踏み切ったホールは多かったですが、年末に向けてその流れがますます拡大する可能性は高そうです。
このような理由によってパチンコからパチスロへの流れが加速しているものの、AT機の適合率は下がっているなんてここのところ噂されています。例のチバリヨ2問題あたりから試験が厳しくなったのか定かではないですが、なかなか予定通りに新機種を発表できないメーカーもあるようです。現時点では悪い方向への内規変更といった話は出ていないようですが、もしもパチスロに逆風が吹き始めると、ホール営業は一気に厳しくなってしまいます。
もう一つパチスロを取り巻く環境で追い風となっているのが、来店イベント等の全国的な緩和です。特徴として今まで厳しかった地域でもルールさえ守ればイベントは可能になりつつある。これまで来店招致が全くできなかったエリアでもポツポツと招致イベントが行われ始めており、この動きは今後さらに拡大しそうです。
しかしながら売れっ子演者のスケジュールを押さえるのはかなり厳しいようで、各地の代理店は女性演者をスカウトするために、ネット等で片っ端からDMを送っているとかいないとか。演者来店など影も形もなかった無風地帯でイベントを行えば集客に繋がるのかもしれませんが、だからといってとにかく誰でも呼べばいいというのも問題かと……。まあ、それでも良しとするホール側にも問題はあると言えますけど。
いずれにせよ、パチスロが盛り上がり来店バブルが到来して活況だった5号機時代の再来ともいえる現在。数年前はそれが2年も続いた後に規制が入りました。いまはアクセルを踏み込み、踏んだ分だけ実績が残りやすいフェイズです。そこで気になるのは、またしても歴史は繰り返すのか?ということ。以前に比べれば団体組織の繋がりも強く、ブレーキも踏める体質になっているとは思うのですが、果たして……。
PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。