2014年5月の業界動向とウワサ


 大手メーカー数社のパチスロ機に関して、サブ基板交換の話が出てきています。昨年末から噂にはなっていましたが、どうやら6月あたりから当該機種の交換作業がいよいよ始まるとか。その際に新機種が登場して代替え割引をつけるのか? 2週間程度稼働を止めて、メーカーがその間の営業保証を行うのか? それともただの噂話で終わるのか? コラム執筆時点では正式な通達はどこからも出ていませんが、ホールサイドに急な対応を迫るのはやめてほしいところですね。

 さて、パチスロの新機種に関してはサミーから「蒼天の拳2」が6月にデビュー決定。北斗の拳とは違ってパチスロでもパチンコでもイマイチ稼働が厳しい同タイトル。発売時期にライバル機種が見あたらないので、そこそこの台数がホールに設置されると思いますが、このあたりの機械が高稼動という実績を残してくれるとホール運営も楽なんですけどね。

 こちらはまだ決定していないので噂段階となりますが、7月に大都技研から「押忍!番長3」がデビューするとのこと。すでに10万台は確実なんていう声も聞こえてきてますが、果たしてそのデキはどうなのか? 吉宗も期待の割には……だったので、今回の番長には期待したいところです。

 このように話題になる機種は続々と登場するものの、現時点ではアナザーゴッドハーデス頼みのパチスロコーナー。もっと大手メーカーには頑張ってもらわないと。

 続いてはパチンコ。ここのところパチンコの新機種はパチスロ以上に出ていませんが、どうやら7〜8月に多くのタイトルが出てきそう。京楽産業からはいよいよAKB48の第二弾が登場するようです。サンセイR&Dからは牙狼シリーズ。牙狼は前作がファイナルだったのでは……という疑問もありますけど、そこは気にせずに。三洋物産からはギンギラパラダイスが登場予定。最近は海物語の稼働状況がイマイチですから、ギンパラがウケるかどうかはなんとも言えませんね。

 それにしても今年に入ってからパチンコは本当に売れていませんね。昨年登場したルパン三世が大人気で好調ぶりをキープしてはいますが、それに続く機械がないんですよね。今夏に出ると言われているタイトルには否が応でも期待したいところです。

PROFILE/某メーカーの営業職を経験後、ホールコンサルティング事業を興すなど業界歴は長い。現在は販社に勤務。業界動向を独自の視点で分析し販売実績を伸ばしているやり手営業マン。業界メディアにも幅広い人脈を持つ情報通でもある。