パチスロだけじゃなくパチンコにも期待して打ちに行ける2026年となれ


 パチンコ業界の2025年を振り返る……の前に、まずは個人的にこの1年を振り返らせてもらってよろしいでしょうか? 今年は18年間の会社員生活に終止符を打ち、個人として活動を開始した年でした。昨年末の段階ではユニバを退職することは決まっておりませんでしたので、年明け早々に進退が決まり、3月末で一区切り。6月末までは会社員として最後のご褒美「有休消化」を頂いて、7月からフリーランスとなりました。主戦場はパチンコ業界なので、お付き合いする方々も変わらずではありますが、生活スタイルは180度変わりました。

 タレントさんの独立ではありませんが、会社員を辞めて独立したことに関しての後悔は1つもありません。みんな大好きお金の話でいえば、忙しさは倍になったのに年収は半分。いかに会社員生活が恵まれていたのか、辞めてみてよくわかります。

 ただ組織を脱したことにより、全ての事柄を自分で決めることができ、自分が動かないと何も始まらず、成功も失敗も全て自分の責任となる。また仕事をお願いされるということは、自分が必要とされていることであり、これが最も自分に適した働き方であると思っております。身体はしんどいことも多々あれど、ストレスフリーになって気持ちは楽になりました。やはり組織にいると上司にも部下にも同僚にも気を使いますよね。きっと「好き勝手やっていただろお前は!」と思われていたでしょうけれども、振り返ってみて会社にいる間の悩みは仕事が上手くいったかどうかではなく、結局のところ人間関係だったりしますから。

 さて、note書くと宣言してから滞っていたりはしますが、この連載をはじめ多くの方々からお声掛けいただき、“リスキー長谷川”としての活動をリスタートできたことは感謝しかございません。来年はさらに飛躍できるよう努力していくと共に、パチンコパチスロといまだ向き合う同年代の同志と集える場所を作っていけたらと考えています。こちらは形が見えてきたらご報告いたします。

 自身の話はここまでにするとして、ここからは2025年のパチンコ業界を振り返ってみたいと思います。ユーザーの皆様もお気づきの通り、今年は大半のホールがパチスロにより力を入れ、反比例するようにパチンコの状況が厳しくなった1年だったのではないでしょうか。ふらっと立ち寄ったホールでパチンコを打つと、あまりにも回らないパチンコに辟易して「遊ぶ」ことすらままならず退店…なんてことが今年は本当に多かった。実際のところ、パチンコ営業で利益を確保して、パチスロで還元するという営業手法がもはや当たり前になりつつある現状。パチンコにこれといったヒット機種が登場しなかったことも拍車をかけた理由の1つかもしれません。

 その中でも特に「Pスーパー海物語IN沖縄6」がもう少し頑張ってくれていたら、風向きも変わったのではないかと。パチスロにおけるジャグラーのように、とりあえず困ったら「海物語」という営業から離脱してしまったホールが多くなっていたものの、あまりにも他の新機種が波荒マシンばかりで、やっぱりミドル帯は「海物語」で安定稼働!さらに導入すれば6年間は機械入替なし!を目論んで鼻息の荒いホールが多かったのは間違いなし。現在もまだ薄利で営業されているホールもありますが、沖海6を早くも減台、もしくは大海物語5を再設置するという流れを見ると、期待したほどではなかったのかな~と思うわけです。

 年末にはエヴァンゲリオン17が登場するわけですが、確率が1/399になり爆発力はアップしたものの、果たして超ロングラン設置機種になれるのかどうか。パチンコの状況が良くなるには、とにかくヒット機種が生まれることがまず必要で、この機種なら暫く入替することなく営業できる!とならないと、状況改善は正直難しい。しかし、難しいとは思いますが、パチンコの救世主となる機種がいくつか登場し、負のスパイラルから脱却する2026年になってもらいたい(超願望)。だってパチスロばっかりに期待してホールへ行くのは楽しみも半分じゃない? せっかく多くのホールがパチンコパチスロを併設しているのですからね。